2022年2月29日にIG証券のスワップポイントが一部大暴騰したので過去のデータを遡って検証してみました。
22年12月29日のスワップ大暴騰
年末年始の休日分のスワップポイントが前倒しになり、12月29日は付与日数が増えるので毎年スワップポイントが高い傾向になるのですが、その付与日数が増えるのとは別にスワップポイントが増えていることが観測されたため、過去のスワップデータを遡って検証してみました。
付与日数による増加、原因不明による増加の両方で増えたため、他業者の当日スワップや、IG証券の通常日スワップに比べるとかなり大きい増加です。
IG証券のスワップカレンダーはこちらです。
IG証券のスワップポイントは翌日にカバー先から受け取る金額や当日の状況など独自の方法で計算され決まるらしいです。
スワップカレンダー更新が遅く10日ほど更新がとまるときがありますので、翌日の取引履歴から確認するか取引画面で確認をします。
※取引画面でも確認をすることができますが、朝と夕方で変わることがよくありますので、取引履歴で確認するか、IG証券に電話で確認をすると正確です。
過去に一度IG証券がスワップポイントの設定を間違えたことがあるのでご注意ください。
電話で確認したら計算ミスで口座に反映されてしまっていて計算しなおして修正すると言っていました。
22年12月29日のスワップポイント
22年12月29日のスワップポイントです。
全体的に増加傾向にありますが特に多い通貨ペアです。
※減少通貨ペアもあります。
2022年IG証券スワップポイント比較 | |||
ドル/円 | ポンド/円 | ランド/円 | |
---|---|---|---|
12月29日の スワップ |
1,244円 | 1,182円 | 1,939円 |
12月の1日平均 スワップ |
154.6円 | 143.1円 | 15.1円 |
12月29日の 1日平均スワップ |
248.8円 | 236.4円 | 387.8円 |
1日当たりの 増加倍率 |
1.60倍 | 1.65倍 | 25.6倍 |
※12月の1日平均スワップは12月29日は外しています。
※12月29日の1日平均スワップは付与日数の5で割った数値です。
過去の12月29日のスワップポイント
IG証券は他の通貨ペアでも同じようなことがあったので、たまたまではなく毎年29日にスワップポイントが増加傾向になるのではないかと思い過去の12月29日のスワップポイントを調べてみました。
全体的に増加傾向にありますが特に多い通貨ペアです。
※減少通貨ペアもあります。
2019年
2019年12月29日は日曜日なので12月27日のスワップポイントです。
2019年IG証券スワップポイント比較 | |||
ドル/円 | ポンド/円 | 豪ドル/円 | |
---|---|---|---|
12月27日の スワップ |
915円 | 422円 | 505円 |
12月の1日平均 スワップ |
48.4円 | 20.3円 | 14.7円 |
12月27日の 1日平均スワップ |
130.7円 | 60.2円 | 72.1円 |
1日当たりの 増加倍率 |
2.69倍 | 2.96倍 | 4.89倍 |
※12月の1日平均スワップは12月27日を除外しています。
※12月27日の1日平均スワップは付与日数の7で割った数値です。
2020年
2020年12月29日のスワップポイントです。
目立って高騰しているのは米ドル/円だけでした。
2020年IG証券 スワップポイント比較 |
|||
ドル/円 | |||
---|---|---|---|
12月29日の スワップ |
241.0円 | ||
12月の1日平均 スワップ |
-3.8円 | ||
12月29日の 1日平均スワップ |
48.2円 | ||
1日当たりの 増加倍率 |
14.6倍 |
※12月の1日平均スワップは12月29日を除外しています。
※12月29日の1日平均スワップは付与日数の5で割った数値です。
2021年
2021年12月29日のスワップポイントです。
米ドル/円と豪ドル/円が高騰していました。
2021年IG証券 スワップポイント比較 |
|||
ドル/円 | 豪ドル/円 | ||
---|---|---|---|
12月29日の スワップ |
86.0円 | 53.0円 | |
12月の1日平均 スワップ |
-6円 | -7.3円 | |
12月29日の 1日平均スワップ |
17.2円 | 10.6円 | |
1日当たりの 増加倍率 |
15.3倍 | 8.2倍 |
※12月の1日平均スワップは12月29日を除外しています。
※12月29日の1日平均スワップは付与日数の5で割った数値です。
最後に
なにかの調整なのか毎年暴騰していましたね。
22年のランド/円のスワップ大暴騰は魅力的ですが、毎年安定して暴騰するのは米/ドル円だけですね。
だいぶ先ですが23年の年末に暴騰スワップ狙いで取引をしてみようと思いますが、年末は値動きが不安定になるので異業者両建てで為替差損による損失を防ごうか検討してみます。
ただ、年末頃のスワップポイントが低水準にあるようなら見送ります。
IG証券年末スワップポイント比較 | ||||
当日スワップ | 12月の1日 平均スワップ |
当日の1日 平均スワップ |
1日当たりの 増加倍率 |
|
---|---|---|---|---|
19年 | 915円 | 48円 | 131円 | 2.69倍 |
20年 | 241円 | -4円 | 48円 | 14.6倍 |
21年 | 86円 | -6円 | 17円 | 15.3倍 |
22年 | 1,244円 | 155円 | 249円 | 1.6倍 |
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