FXでトレードを始める前にすること2

今回はトレードを始める前にすることを書いていきます。

前回はこちらのページ

  • 書類の確認
  • 取引画面へログイン
  • トレード方法の選択
  • 画面の確認
  • 入金方法

などを書きましたので、まだ見ていない方はご利用ください。

通貨ペアの選択

FXは二国間の通貨を取引するので、まずは取引をする通貨ペアを選びます。
以下の通貨ペアは、どのFX業者も扱っている通貨ペアで、
取り扱い通貨ペアの多いFX業者では数十通貨ペアあります。

  • USD/JPY 米ドル/円
  • EUR/JPY ユーロ/円
  • GBP/JPY ポンド/円
  • AUD/JPY 豪ドル/円
  • EUR/USD ユーロ/米ドル

通貨ペアの左側を基軸通貨、右側を決済通貨と言います
基軸通貨/決済通貨

FXの基軸通貨と決済通貨

決済通貨を使って基軸通貨の取引をするのでUSD/JPYの場合
1ドル○○○.○○○円と、基軸通貨側の1通貨あたりの価格を決済通貨の単位で表示されています。

下の画像の場合

  • 売り取引は、1ドル142.941円
    (1ドルを142.941で売る取引き)
  • 買い取引は、1ドル142.943円
    (1ドルを142.943で買う取引き)

となります。

FXで取引価格の読み方

各通貨ペアには特徴があるので、自分の取引をする通貨ペアの特徴は把握しておく必要があります。

チャート(値動き)、統計(過去のデータ)、指標、時間、スワップポイント、キャンペーンなど、なにかしらの根拠を持って通貨ペアの選択をします。

FX業者の選択

通貨ペアが決まったら、利用するFX業者を選びます。
各FX業者のホームページなどでサービスを比較すれば、スプレッド(売買値幅)が狭く、スワップポイントが大きく、キャンペーンの恩恵が大きいで決めてしまいますが、
実際に取引をすると思っていたような取引ができないことがあります。

  • スプレッドの幅が広い時間が多い
  • 価格変動が大きいとスプレッドの幅が開く
  • 約定力が弱い(注文が通らない)
  • スリッページが起きる(注文した値段が不利な方にずれる、注文から約定まで時間が長い)
  • スワップポイントが少ない日がある
  • 急にキャンペーンが終了する

など、実際に取引をして、確認をしないと分からなかったり、気が付かずコストを上げてしまったり利益を減らすことになります。

自分が初めて時間注文をしたときのことですが、初めての注文だったので、ちゃんと注文ができているか注文をした時間に確認をしていたら
注文時間の数秒前ほどから急に0.2だったスプレッドが0.8になり、0.8のスプレッドで注文してしまったことがあります。
その数秒後に0.2に戻っていました。
(この時は、FX業者は変えずスマホのタイマーを使うようにしました)

そこから違うFX業者を探し、口座開設していると1週間とかかかってしまうので、同等のサービスを提供しているFX業者の口座を複数開設しておいた方がいいと思います。

入金額

入金額は自分の資産や生活にあった金額を設定します。

入金額が多ければ幅広いトレードができて、入金額が少ないと限られたトレードになってしまいますが、
入金額が長期間出金できなくなったり、最悪すべて失う可能性があるので自分の資産や生活に支障のない範囲で入金します。

とはいっても、最低必要な金額はあります。

ドル円で取引をする場合あれば25分の1の資金で運用できるので
1ドル106円とした場合、106÷25で1ドルを4.24円で取引することができます。

1ドルから取引をできるFX業者もありますが、最低取引通貨が1,000通貨か10,000通貨のFX業者が多いです。

1,000通貨のFX業者を利用する場合、4.24円×1,000ドルで4,240円最低で必要です。
10,000通貨のFX業者を利用する場合、4.24円×10,000ドルで42,400円最低で必要です。

※最低必要額で取引をしていると強制的に決済(ロスカット)が行われるまでの値幅が狭いので注意
(ロスカットは一定の損失額に達すると、損失が拡大しすぎないようにFX業者が強制的に取引を終了させるルールです。)

こちらにロスカットに関することが書いてありますので確認してください。

取引量

取引通貨と入金額が決まったら取引量を決めます。

FX業者のホームページにあるFXシミュレーターを使います。

  • レバレッジ
  • 通貨ペア
  • レート
  • 取引量
  • 入金額

を入力するとロスカットレートが計算されます。

ロスカットシミュレーター

この画像の場合
ドル円で106.0で買いの取引をしたシミュレーションで
取引量は1,000通貨で入金額は5,000円です。

105.3円になると強制決済になります。

106.0円-105.3円で1ドルあたり0.7円の損失になります。
1000ドルの取引をしたので1000×0.7円で700円の損失です。

チャートで時間帯や値幅を見たり、1日、1年などの平均値幅、最大値幅を参考に自分のトレード期間にあった入金額、取引量を調整します。

トレードする時間帯、トレードする期間で0.7円という数字は大きくも小さくもなります。

最後に

ロスカットされて700円?意外と少ないと思いますが、5000円の投資で700円の損失は14%の損失です。
金額で生活に影響ない範囲か、%で資産の目減り量の両方で資産の監視を行います。

14%で損失を出し続けるわけではありませんし、700円であれば生活に支障のない範囲での取引にはなっていますが
ロスカットルールが適用されるということは、取引方法が間違っている可能性が高いです。

大きく損失を出してしまった場合は、損失を慌てて取り返そうとせずトレードルールの見直しをします。

次回は新規注文をして決済注文をするまでを書こうと思います。

FXの成り行き(リアルタイム)注文で新規注文から決済注文まで

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