手動売買で両建てループイフダントレード

先日紹介した売りと買いの両建ての自動売買を手動売買でトレード始めたので米ドル/円で紹介します。

こちらのページには

  • 手動売買と自動売買の違い
  • 手動でループイフダントレードのメリット・デメリット
  • 注意事項
  • 両建て新規注文方法
  • 両建て決済注文方法

などが書いてあります。

手動売買で使っているFX業者は【LIGHT FX】
自動売買で使っているFX業者はトライオートFXひまわり証券です。

注文方法は成行注文、指値注文、IFD注文を使い
通貨ペアは米ドル/円で104.0円スタート
取引ルールは30pipsの値動きの度に売りと買いの新規注文と決済注文を繰り返します。

※メリットデメリットの説明では20pipsで説明していますが、実取引では30pipsで説明しています。

はじめに

手動でループイフダントレードをすることによりメリットもデメリットも発生するので注意が必要です。

手動でループイフダントレードをするメリットは

  • 取引にかかるコストを削減することができる
    自動売買のトレードができるFX業者はいくつかありますが、米ドル/円でスプレッドと手数料を合わせると5pips程度かかります。
    手動でトレードすることで手数料を節約することができます。
  • エントリーのポイントが柔軟にできる
    自動売買だと最初に設定した値幅でしかトレードしないので、値幅が小さい日に利益が出せなかったり、急変動があったときに含み損を急激に増やしてしまいます。
    手動でトレードすることで次の注文の値幅を変更することができます。

などです。

手動でループイフダントレードをするデメリットは

  • 頻繁なトレードが難しい
    手動売買だと値幅設定が狭い、値動きが荒いなど、トレードの頻度が高いと正確なトレードが難しくなります。
    また、複数の通貨ペア、複数の値幅設定のトレードも難しいです。
  • トレードできない時間がある
    手動売買だとトレードできない時間が出てきます。
    IFD注文などを使う事でカバーすることができますが、寝ているときなどすべてトレードをカバーすることが難しいです。

などです。

手動売買によるメリットデメリット

手動売買によるループイフダントレードのメリットとデメリットがいくつかあります。

コスト

自動売買に比べて手動売買による取引は、低コストになります。

ループイフダンのコスト比較
スプレッド 手数料
手動売買 0.2pips 0pips
トライオートFX 0.3pips 2.0pips
ひまわり証券 2.0pips 0pips

トライオートFXの取引手数料は、取引数量で0~2.0pipsに変わります。

ループイフダンのスワップ比較
売り 買い
手動売買 -7円 5円
トライオートFX -35円 5円
ひまわり証券 -40円 5円

取引ルール

自動売買だと最初に決めた取引ルールで延々と注文と決済を繰り返しますが
手動売買では売買のタイミングを調整することができるので状況に合わせて取引のルールを変更することができます。

値動きの小さい日は売買の取引値幅を狭くしたり、値動きの大きい日は売買の取引値幅を広くしたり、
(ループイフダンは値動きが小さい時に取引値幅が広いと利益が出にくく、値動きがい大きい時に取引値幅が狭いと含み損が大きくなる傾向にあります)

下記の取引ルールで値動きが1円だった場合

  • 通貨ペア
    米ドル/円
  • 新規注文
    売り20pips毎 買い20pips毎
  • 決済注文
    売り+20pips 買い+20pips
  • 損切り
    なし

買い注文の決済損益は+100pips、含み損益は0
売り注文の決済損益は0、含み損益は-300pips
計-200pipsになります。

ループイフダンで値幅が大きい時の損益イメージ
※+は決済損益、-は含み損益です

同じルールで値動きが0.2円だった場合

  • 通貨ペア
    米ドル/円
  • 新規注文
    売り20pips毎 買い20pips毎
  • 決済注文
    売り+20pips 買い+20pips
  • 損切り
    なし

買い注文の決済損益は+80pips、含み損益は0
売り注文の決済損益は+60pips、含み損益は-20pips
計+120pipsになります。

ループイフダンで値幅が小さい時の損益イメージ
※+は決済損益、-は含み損益です

値動きと注文値幅で損益に影響が出るのが分かるかと思います。

トライオートFXでは自動売買のプログラム稼働後に注文の停止、変更をすることができます。

部分的に注文をを停止する場合、注文設定画面で緑枠部スライドボタンを選択します。

トライオートFXで部分的に注文の稼働停止

スライドボタンを選択すると確認画面が表示されるので停止を選択します。

トライオートFXで部分的に注文の稼働停止の確認

停止を選択すると緑枠部スライドボタンが停止状態になったのが確認できます。

トライオートFXで部分的に注文の稼働停止状態

稼働を再開する場合は、稼働を再開するスライドボタンを選択します。
スライドボタンを選択すると確認画面が表示されるので確定を選択します。

トライオートFXで部分的に注文の稼働復帰

労力

外貨の取引をするので、注文が必要な度にPCやスマホで取引画面にログインをして注文の操作が必要です。

IFD(イフダン)注文を使う事で新規注文が成立後に決済注文をすることができますが、
決済後に新規注文をすることができません。
ループイフダンにするには、決済注文が成立した後に新規注文が必要になります。

売買の取引値幅が狭いと注文をする頻度が増え、売買の取引値幅が広いと注文をする頻度が減ります。

また、取引ができない時間帯に操作ができずに取引をする機会を失う場合もあります。

誤操作

ポジションが増えてきたり、注文が増えてくると通貨ペア、取引数量、注文価格など誤操作をしてしまいます。
特にPCの操作に比べてスマホでの操作は複数のポジションを管理をするのが難しいです。

期間

ループイフダントレードの過去の取引実績を見ると、短い期間だと損失が発生したり、長い期間利益が出なかったりしています。
ループイフダンで取引をする場合、年単位の運用期間を想定して取引を開始する必要があります。

新規注文

成行注文

成行注文で約定価格を気にせず自分のタイミングでエントリーします。

緑枠部

  • 注文タイプ
  • 通貨ペア
  • 数量

を設定します。

設定をしたら橙枠部で両建をONに設定します。

両建をONに設定したら黄枠部で注文をします。

ドル円の両建を新規成行で注文

決済価格が決まっている場合緑枠部の利食いを設定すると新規注文と同時に決済注文をすることができます。

LIGHTFX決済同時発注

利食い幅の設置は緑枠部の歯車のアイコンを選択します。

LIGHTFXで成行注文の設定

歯車のアイコンを選択すると各種設定画面が表示されるので
緑枠部で利食い幅を設定します。

×0.1pipsになっているので300で設定をすると30pipsになります。

LIGHTFXで利食い幅の設定

指値、逆指値注文

指定した価格でエントリーします。

緑枠部

  • 注文タイプ
  • 通貨ペア
  • 数量

を設定します。

設定をしたら橙枠部

  • 売買
  • 執行条件
  • 注文価格

を設定して注文を設定します。

買い注文
ドル円の両建を指値注文
※現在の価格よりも注文価格が下にあるので買い注文の場合執行条件が指値になります。

売り注文
ドル円の両建を逆指値注文
※現在の価格よりも注文価格が下にあるので売り注文の場合執行条件が逆指値になります。

ポジションの確認

注文をしたら注文ができているか確認をします。

ループイフダンの注文確認

注文した価格になったら約定したか確認をします。

米ドル円両建のポジション紹介

確認をしたら決済注文をします。

決済注文

注文が約定したら決済注文をします。
成行で決済する場合、その価格になるまで待ち、その価格になったら決済注文をします。

決済する価格が決まっている場合、指値注文をします。

指値、逆指値注文

決済注文を入れるポジションの緑枠部にチェックを入れて
黄枠部の決済を選択します。

米ドル円両建の指値決済注文

決済を選択すると決済注文画面が表示されるので緑枠部の注文タイプを選択します。

米ドル円両建の決済注文の選択

注文タイプを選択したら指値・逆指値を選択します

米ドル円両建の指値決済を選択

指値・逆指値を選択したら

緑枠部で売買を選択
黄枠部で試行条件を選択
橙枠部で注文か価格を設定します。

米ドル円両建の指値決済の入力
※指利益が出るように注文をするので指値決済になります。

売りポジションを決済する場合は買い注文になり
指値決済注文確認

買いポジションを決済する場合は売り注文になります。
指値決済注文確定

次のポジションの新規注文

104.0円スタートの30pipsループなので次は104.3円と103.7円で新規注文を入れます。

成行で注文をする場合、104.3円または103.7円になったら先ほどと同じように売りと買いの注文をします。

104.0で約定して、次は104.3円、103.7円どちらになる分からないので、104.3円、103.7円の両方に指値・逆指値注文を入れます。

104.3に上がった場合の注文は
緑枠部104.3円、逆指値、買い注文
橙枠部で104.3円、指値、売り注文
になります。

両建てのループで上げた時の注文

103.7に下がった場合の注文は
緑枠部103.7円、指値、買い注文
橙枠部で103.7円、逆指値、売り注文
になります。

両建てのループで下げた時の注文

注文をしたら、注文変更・取り消しや注文履歴で確認をします。

104.0円前後0.3pipsの売り買いの新規注文がある状態になります。

両建てループの注文確認

変動後の注文

ループの幅を30pipsに設定したので104.0円から103.7円に変動した場合、104.0円の売りポジションが決済され
新しくし103.7円の売りと買いにポジションを持ちます。

両建てループ2回目の注文後

103.7円のポジションの決済注文は
買いポジションを104.0円で決済し
売りポジションを103.4円で決済注文をします。

ループイフダンの決済注文2

決済注文をしたら103.7円前後30pipsの新規注文をします。
この時注意するのは104.0の買いのポジションがまだ決済されていないので
104.0円の新規注文は売りのみになります。

103.4円のポジションは売りも買いも持っていないので、103.4円の新規注文は売りと買いの両方を注文します。

ちなみに、この段階では利益が出ていません。
この後104.0円に上がれば総収支はプラスになりますが、103.4円に下がると総収支はマイナスになります。
損益の仕組みはこちらのページに書いてあります。

現在のポジションと約定履歴の確認

30pips変動前のポジションです。
104.0円の売りと買いのポジションです。
米ドル円両建のポジション紹介

30pips変動後のポジションです。
104.0円の売りポジションがなくなり、
103.7円の売りと買い注文が増えています。
両建てループ2回目の注文後

約定履歴を確認すると104.0円の売りポジションが決済されていのが確認できます。
ドル円の両建で決済の確認

注文

次の指値・逆指値注文をしますが、注文数が増えると間違えの原因になるので
注文変更・注文取消し画面から104.3円の注文を緑枠部で取り消します。

両建てループの注文取消し

104.3円の注文を取り消したら次の注文をします。
30pipsループで現在の価格は103.7円なので、104.0円と103.4円の両方に指値・逆指値注文を入れます。

新規注文

今回は、104.0の買いポジションが残っているので
104.0円に売り注文のみ
下げたときのドル円の両建を指値注文

103.4円に売りと買いの注文をします。
買いは指値
売りは逆指値注文になります。

さらに下げたときのドル円の両建指値注文

決済注文

103.7円の売りポジションを103.4円で買い注文
米ドル円両建で下げたときの指値決済の入力

下げたときの指値決済注文確認

103.7円の買いポジションを104.0円で売り注文します。
米ドル円両建で下げたときの逆指値決済の入力

下げたときの逆指値決済注文確認

確認

注文をしたら確認をします。
今回は3つの種類になります。

  • 緑枠部は、価格が上がったときに決済する指値の売り注文(104.0円)
  • 橙枠部は、価格が下がったときに決済する指値の買い注文(103.4円)
  • 赤枠部はは、価格が下がったときに決済する逆指値の売り注文(103.4円)

ループイフダンの手動決済の種類

最後に

トレードの頻度が多い通貨ペア、値幅は自動売買でトレードをして
トレードの頻度が少ない通貨ペア、値幅は手動売買でトレードをするなど
自動売買、手動売買を上手に使い分けてトレードするのが良さそうです。

最初は注文の仕方が分かりにくいかと思うので、自動売買のデモトレードでどのような注文をして、どのように損益を出すのか確認したほうが良いかと思います。

手動ループイフダンの取引に使っているのは【LIGHT FX】です。



自動ループイフダンの取引に使っているのはトライオートFXです。

トライオートFX

自動ループイフダンの取引に使っているのはひまわり証券です。

ひまわり証券

12月中旬から米ドル/円を30pips、ユーロ/円を50pips、ポンド/円を50pips~60pipsで手動売買のループイフダンをやっているので、近いうちに取引結果の記事を投稿しよと思います。

投資に関する注意事項

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