失業後に始めたこちらのブログで、ハローワーク、失業保険の利用方法や資格関連、FXの記事を投稿していたのですがFXはジャンルが違うみたいなので、余っていたこちらのドメインへ引っ越しをしました。
先日、まったくFXをやったことのない人にFXってどやってやるの?と聞かれたのでFXのことや自分が最近やっているトレードのことを書いていきます。
操作自体はすごく簡単ですが、まったくやったことのない人に0から説明するとなると言葉だけでは説明ができないので、こちらのブログで画像なども使いながらまとめます。
投資歴
自分がFXを始めたのは、今から12年ほど前のリーマンショックの直後です。
と言ってもFXが初めての投資ではなく、最初はドル円の外貨預金と日経平均連動型の投資信託でした。
仕事の昼休みに、ご飯も食べず全財産の投資に行ったのを覚えています。
たしか日経平均が9,000円割ったあたりです。
数日で数十万プラスになるつもりで投資しました。
当時のチャートを見ると分かりますが、そんな上手いこといかず含み損を抱えて年を越すことになりました。
結果的に年明けにプラスで終われたのですが、資産が気になって集中力が低下したり、動悸や眠りが浅くなる日もあって割に合わなかったです。
その後は日本株、ETF、FX、CFDをやりましたが、最近はFXがほとんどです。
FXとは
FXと外貨預金の違い
FXは証拠金を元に通貨の取引をします。
外貨預金に似ていますが違います。
外貨預金の場合、自分の持っている円で外貨に換えます。
円しかもっていないので円でしか外貨に換えることができません。
FXの場合、円を証拠金として、円とドルの取引や、ユーロとドルの取引をすることができます。
またその逆のもできます。
自分の持っていない通貨の取引をすることができます。
また、上の方で書いたレバレッジの影響で外貨預金に比べてFXでは大きく損失を出してしまう場合があります。
外貨預金は実際に通貨の両替をするのに対し、FXは通貨の売買する時に実際の通貨の受け渡しは行わず、売買で発生した損益分のを受け渡しを行う取引です。
このような取引方法を差金決済取引といいます。
差金決済取引(さきんけっさいとりひき、英: contract for difference、CFD)とは、有価証券の受渡しを行わずに、売買価格差等[注釈 1]に相当する金銭の授受のみにより差金決済する取引または金融商品である。
引用元: 差金決済取引
FXの損益の仕組み
FXで損益が出る仕組みは二つあります。
為替変動による差益差損
通貨は常に変動していて安くなったり高くなったりしています。
買った価格よりも高く売ることで差益が発生し、
売った価格よりも安く買い戻すことで差益が発生します。
逆に
買った価格よりも安く売ることで差損が発生し、
売った価格よりも高く買い戻すことで差損が発生します。
簡単に言うと上がるか下がるかの予想になります。
今後100.0の数字が下がると予想した場合、売り(BID)の注文をします。
今後100.0の数字が上がると予想した場合、買い(ASK)の注文をします。
1,000通貨が最低取引量のFX業者が多いので1,000通貨で例を書いていきます。
1ドルが100円で1,000ドルのトレードをした場合の説明です。
1ドル100円のときに1,000通貨で売り(BID)を選択した場合
1ドルが99円になると1,000円の差益が発生します。
1ドルが101円になると1,000円の差損が発生します。
1ドルあたり1円の損益×1,000ドル=1,000円という計算になります。
1ドル1円の変動×1,000で1,000円なので2円の変動があった場合2,000円になります。
1ドル100円のときに1,000通貨で買い(ask)を選択した場合
1ドルが99円になると1,000円の差損が発生します。
1ドルが101円になると1,000円の差益が発生します。
1ドルあたり1円の損益×1,000ドル=1,000円という計算になります。
1ドル1円の変動×1,000で1,000円なので2円の変動があった場合2,000円になります。
通貨間金利差による差益差損
トレードをする2国間の通貨には政策金利差があります。
低金利の通貨を売って、高金利の通貨を買うトレードをすると金利差分(スワップポイント)の差益が発生し、
高金利の通貨を売って、低金利の通貨を買うトレードをすると金利差分(スワップポイント)の差損が発生します。
金利の低い日本円を売って、金利の高いメキシコペソを買うトレードをした場合、政策金利差分(スワップポイント)の差益が発生し、
金利の高いメキシコペソを売って、金利の低い日本円を買うトレードをした場合、政策金利差分(スワップポイント)の差損が発生します。
スワップポイント(政策金利差)には、為替レートと同じく売買スワップポイントに差があります。
スワップポイントにはニューヨーククローズの時に(日本時間の朝方)判定があります。
判定時間の前に決済をしてしまうとスワップポイントは売買ともに発生しません。
判定時間はFX業者に魚って多少の違いがありますが
- 米国標準時間の場合、日本時間午前7:00頃
- 米国夏時間の場合、午前6:00頃
になります。
金利差分(スワップポイント)の差益が発生する場合は判定時間まで保有し、
金利差分(スワップポイント)の差損が発生する場合は判定時間までに決済
など状況に応じてトレードします。
スワップポイントを狙った取り引き方法はこちらに書いてあります。
FXを選ぶ理由
FXを選ぶ理由はいくつかあります。
その選ぶ理由にもメリットとデメリットがあるので紹介します。
キャンペーン
メリット
FXはキャンペーンが充実しています。
手数料が安い(取引コストが低い)、金利が高い、キャッシュバックなどがあります。
毎月、業者ごとのキャンペーンを比較して利用する業者を変えて少しでも有利になるようにトレードします。
とくに新規口座開設キャッシュバックは一番いいキャンペーンだと思います。
最近も口座開設で数万円ほどになりました。
新規で口座を開設して、○万円入金、○回トレードをすると○万円というのがほとんどです。
それだけで○万円キャッシュバックされるの!?と思いますが、10年前に比べると条件が厳しく、キャッシュバック額も減ったと思います。
キャッシュバック額が5,000円だと安い!とか言ったのを覚えています。
最近参加したキャンペーンは、FXの4択の問題に答えて合格すると1000円もらえるキャンペーンです。
知人に送った写真でPC画面をスマホで撮影したので画質悪いです・・
数分で1000円なので割に合っていたと思います。
ヒロセ通商やJFXでは、取引数量に応じて食品がプレゼントされるキャンペーンがあります。
こちらのページに食品のレビューをしたので確認してください。
デメリット
キャンペーンを意識したトレードをしてしまうことがあります。
キャンペーンの対象になるには条件があって、その条件には、新規口座開設みたいに簡単なものもあれば、○○○万通貨トレードなど難しいものがあります。
FX業者も多く魅力的なキャンペーンがたくさんあるので複数のキャンペーンに応募してしまったり負荷が大きいです。
キャンペーンの条件を達成するために無理をしたトレードをしてしまった元も子もないので注意が必要です。
現在6万円がキャッシュバックされるキャンペーンに応募していますが、条件を細かく見ると結構負担が大きく6万円以上の赤字を出す可能性も十分にあるので最悪途中であきらめようと思っています。
取引コスト
メリット
マニュアルで売買した場合には手数料がかからず、ほかの投資先に比べると取引コストが低いです。
手数料はかかりませんが、スプレッドという売買値に差があり、売買値の差額分がコストになります。
(自動売買などは、売買値の差額分のほかに手数料がかかることがあります)
こちらのページにスプレッドのことを詳しく書いてあるので確認してください。
下の画像の場合0.2銭がコストになります(米ドルと円で取引をした場合)
同じような投資で外貨預金の場合
ネット銀行だと往復で8銭から往復で50銭と銀行によって違い
メガバンクだと往復4円などです。
定期預金など条件により安いプランもあります。
デメリット
外貨の投資をする場合のコストは
FX<ネット銀行<メガバンク
となりますが、
FXの場合、スプレッド(売買値の差)が固定ではないので注意が必要です。
よくみると、原則固定(例外あり)や、○○%など小さく書いてあります。
取引の少ない時間帯や変動が大きいタイミングではスプレッド(売買値の差)が大きく開くので注意が必要です。
FX業者によって朝早い時間は(売買値の差)が大きかったり
20年の3月上旬に大きい変動があったときはスプレッド(売買値の差)が数円ほどあったりします。
短時間で1ドル102円から1ドルが100円暴落したのをニュースなどでみてFXでトレードしようとすると買い値102円、売値98円なんてことがあります。
レバレッジ
メリット
レバレッジ(leverage)は、てこの原理のことです。
FXでは少ない資金で大きい資金を動かすことができます。
国内のFX業者で個人の場合、最大で資金の25倍のトレードをすることができます。
こちらのページにレバレッジのことが書いてあるので確認してください。
レバレッジ自体25倍というのは変わりませんが、言い方と使い方で変わります。
①1万円で25万円分のトレード、4万円で100万円分のトレードをすることができます。
(資金の25倍のトレードをする)
②25万円分のトレードを1万円で、100万円分のトレードを4万円でをすることができます。
(25分の1の資金で運用する)
①のようにギャンブルのような無理をしたトレードはせず、②のように少ない資金で効率よく運用するようにレバレッジを使います。
実際に自分は4~15倍くらいで運用していて状況に合わせて前後します。
0.5倍で運用している口座もあります。
デメリット
扱いが難しく大きい損失を出す原因がレバレッジです。
低レバレッジで大きい損失を出してしまうことはなかなかないと思います。
大きい利益を出すことができると紹介されていますが、逆に大きい損失を出す原因になります。
また、大きいレバレッジは資産を失うまでの速度を速めます。
損失を出すつもりで始める人はいないと思いますが、ある程度の損失に達するとやめることになります。
資産を増やす分には上限がなく、自分の資産には底があり、やめるラインに達するまでトレードをしてしまいます。
そのやめるラインに達するまでの速度が速くなってしまいます。
特に経験が少ないとトレード方法以前に、操作自体もスムーズにできません。
1年目と5年目では知識も技術も全然違います。
これは趣味でも仕事でも同じなのでわかるかと思います。1年目より5年目の方が下手になっているなんてことはなかなかないでしょう。
無理して大きいレバレッジを使ってしまうと上手くなる前にやめるラインに達してしまいます。
資産のほかに上達する機会を失います。
最初はデモトレードか最低額でトレードをした方がいいと思います。
松井証券MATSUI FXでは、22年9月現在1ドル6円から取引をすることができるので、初心者の方におススメです。
こちらに松井証券MATSUI FXの口座開設までの流れが書いてあります。
スワップポイント
FX取引では、基本的に毎日スワップポイントが発生ます。
基本的に毎日というのは、土日、祝日はスワップポイントが付与されず、前倒しで付与されるということで1年間で365日分のスワップポイントが付与されます。
メリット
為替差益に比べると利益率は悪くなるが、レバレッジの掛け具合によって十分な利益率になります。
また、スワップポイントを狙った取引手法など考えることができます。
デメリット
スワップポイントの1番のデメリットはマイナス側のスワップポイントが大きいところです。
例えば、米ドル円のスワップポイント買いが+10円だったら売りは‐12円などトータルマイナスになります。
また、最近であればコロナショックやロシアのウクライナ侵攻時など、為替に大きな影響を受けたときは、急にスワップポイントが冷遇されます。
スワップポイントは為替差益に比べるとすごく小さい利益になります。
スワップポイントで利益を出しても、為替差益でトータルマイナスになってしまうことがあります。
簡単にできる
メリット
口座開設がスマホからできて1週間以内にトレードができます。
FXの口座への入金、トレード、出金もスマホでできます。
平日24時間トレードができるので自分の空いた時間でトレードができます。
時間や値段を設定して注文をすることもできます。
デメリット
簡単に口座開設、入金、出金ができるので複数のFX業者を使い分けすることになります。
FX業者によって操作方法、トレードルールなど違いがあり、自分の思ったのと違うトレードをしてしまったり、間違えた操作をしてしまいます。
また、暇があるとゲーム感覚でトレードしてしまいます。
FX業者
利用しているFX業者もよく聞かれます。
FX業者は現在4社を利用していて、利用するFX業者は状況によって変わります。
今年の3月ころ利用していたFX業者で現在利用しているFX業者は1社という状況で、
10年近く使っていなかったFX業者のIDとパスワードを再発行したFX業者も2社あります。
口座開設をするのに多少の手間はかかりますが、それ以外何もかからないので暇な時間があるときに口座開設をしておいた方がいいです。
現在10社以上開設していますが、これからも開設していく予定です。
ただ、まとめて一気に作ると管理が大変なのでキャンペーン内容やサービスの内容を確認して利用しそうなFX業者から作った方がいいですね。
口座開設に必要なもの
口座開設に必要なものがあります。
必要事項の入力と提出書類です。
用意する書類で提出点数が変わります。
自分は運転免許証の両面とマイナンバーカードの両面をスマホで撮影した写真をスマホで提出しました。
口座開設の操作が終わると、すぐに確認のメールが届き、数日後に口座開設完了のメールが届きます。
その数日後に書類が書留で届きます。
実際に口座開設をした記事をこちらに投稿したので確認してください。
記入内容
口座開設で以下のことを記入します。
- 名前
- 生年月日
- 性別
- 国籍
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 職業
- 年収
- 金融資産額
- 投資目的
- 取引動機
- 取引経験
- 米国納税義務
- 税務上の居住地国
- 書面への同意
本人確認書類
本人確認書類を提出します。
顔写真があるものは1点、顔写真がないものは2点提出します。
顔写真があるもの、いずれか1点
- 運転免許証
- 個人番号カード
- パスポート
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
- 特別永住者証明証
顔写真がないもの、いずれか2点
- 健康保険証
- 住民票の写し
- 印鑑登録証明証
マイナンバー書類
マイナンバー書類を提出します。
- 個人番号カード(表面と裏面)
- 個人番号付き住民票
- 通知カード
その他の投資先を選ばない理由
そのほかの投資先はあろと思いますが選ばない理由を書いていきます。
自分には見つけることができませんでしたが、その他の投資先にも良いところはあるかと思います。
日本株
- 取引できる時間が短い
- 取引コストが高い
- 大きい資金が必要
- 取引銘柄(投資選択肢)が多い
- 取引が成立しない時がある
- 破綻して資産価値が0になる可能性がある
などです。
実際に自分が取引をしていて破綻して資産価値が0になった銘柄が2つほどあり、
1円株の2円売りの取引をしているときも株式分割があり、実際に1円以下の価値になることがありました。
1円で買うときはすぐに取引が成立するのですが、理由にも書いてあるように2円の値が付いていても基本的には取引が成立せず、1~2週間に一度取引が成立する状況でした。
仮想通貨
ボラティリティが高すぎて取引ルールのデータを収束させられないからです。
値動きが落ち着くようでしたら取引をしてみたいですね。
最後に
FXは危ないとか損するとかよく聞きますが、そんなことはありません。
大きい損失を出してしまうパターンは、短期間でたくさん儲けようとするパターンです。
自分の持っている資産、時間、を十分に理解をしてトレードをすれば、思ったような利益を出せなくても大きい損失を出すことは、なかなかないと思います。
FXは車の運転とすごく似ていて、初心者は事故を起こしやすく、スピードをたくさん出せば運転も難しくなり、事故を起こした時の被害も大きくなります。
(まさしく初めて投資をしたときの自分です)
FXも車と同じくらい簡単に操作ができて事故を起こしてしまいます。
もしFXを始めるのであれば何年も資産を増やし続けること、車で言ったらゴールド免許を意識してトレードしてください。
次回はトレードを始める前の基礎的なことなど書こうかと思います。
投資に関する注意事項
このブログで紹介をしている情報は元本や利益を保証するものではありません。為替の取引を行っている以上、為替相場の変動、政策金利の変動などによる損失が発生する可能性があります。
投資の対象、取引の仕組、リスクについて十分な理解の上、 ご自身による判断と責任において取引をお願いいたします。
投資対象について、投資行動や運用手法を推奨するものではありません。
投資に関する最終決定はご自身の判断にてお願いいたします。
投資によって発生する損益は、すべて投資家の皆様へ帰属します。
当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても 当ブログ管理人が一切の責任を負うことはありませんので、ご了承ください。