異業者両建てのサヤ取りを始める前の確認

前回の祝日山の日に合わせた異業者両建てでサヤ取りでもそうですが、異業者両建てのサヤ取りを始める前に確認することがあるので紹介します。
初めてサヤ取りをする方や、久々にサヤ取りをやるときは、こちらのページを確認してから取引をしていただけたらと思います。

異業者両建でスワップポイントのサヤ取りのやり方はこちらで紹介しています。

スワップポイント

スワップポイントの売りと買いに差がないと異業者両建てのサヤ取りは成立しないのが分かるかと思います。

スワップポイントは各通貨ペアで発生する金利差なのですが、FX業者のサービスの一部や利益の一部になっているように感じます。
もちろんですがサービスの一部としているFX業者を選ばなくてはなりません。

高金利通貨ペアの買い取引では
ヒロセ通商LIGHT FX
です。

高金利通貨ペアの売り取引では
みんなのFXセントラル短資楽天FXです。

こちらで毎日スワップ状況を更新していますのでご確認ください。

通貨にペアによる利回り

スワップポイントの差益と必要証拠金から通貨ペアの利回りを計算します。

ランド/円が8円の場合
1万通貨は80,000円
レバレッジの口座25倍の場合80,000円の取引をするのに必要な証拠金は3,200円(80,000円の1/25)

1日のスワップ差益が4円の場合
4円×365日=1,460円

両建てなので3,200円×2=6,400円

6,400円の証拠金で年間1,460円スワップポイントになるので
1,460円÷6,400円×100=22.81%

フルレバレッジだとすぐに損切りをされてしまうので、それを回避するための証拠金が多く必要になるので利回りは落ちます。

スプレッド

スワップポイント差がよくても、スプレッドの開きが大きいと回収するまでに時間がかかってしまいます。

こちらにスプレッドの説明が書いてあるのでご確認ください。

両建てになるので、買いポジションのスプレッド分と売りポジションのスプレッド分が取引コストになります。

上の取引画面がヒロセ通商
下の取引画面がセントラル短資です。

0.8pipsと0.5pipsの合わせて1.3pipsの取引コストがかかります。

サヤ取りにかかるコスト

スワップ付与日

スワップポイントの付与日数はFX業者で違います。
こちらのページを確認していただけると、祝日に合わせた異業者両建てのサヤ取りを始めるのに最適な日があるのが分かるかと思います。
何も考えずに始めてしまうと逆に不適切な日に取引をしてしまい、損切をする原因や運用効率が落ちてしまいます。

こちらの画像は21年のGWですが、LIONFXで買い取引、みんなのFXで売り取引をした場合
赤枠部の4/26から取引をすると買いスワップ合計15に対して、売りスワップポイント合計が-40.8になるのが分かります。

また、緑枠部の4/28から取引をすると買いスワップ合計59に対して、売りスワップポイント合計が-5.1になるのが分かります。

祝日を使った異業者両建てのサヤ取り

祝日がない日でも水曜日などで、スワップポイントの付与日数が重要なのが分かるかと思います。

スワップの差益の確認

取引コスト回収までの日数

取引にかかるコストを回収できる日数を確認するのですが、通常の取引と違い確実に時間を要します
取引コストを回収する前にスワップポイントの業者間差益がなくなると損切りをすることになります。
こちらの記事のように、スプレッド分を回収する前にスワップポイントが変動してしまい損切をしたことがあります。

現在のランド/円のサヤ取り状況に合わせて
買い取引ヒロセ通商
売り取引セントラル短資でシミュレーションをします。

現在の買い取引をヒロセ通商の買いスワップポイントが16円
現在の売り取引をセントラル短資の売りスワップポイントが-12円
スワップ差益が1日+4円になります。

スワップポイントの+4円は為替レートでいう0.0004円になります。
0.1銭=0.001円=0.1pipsなので0.04PIPSになります。

ヒロセ通商のスプレッドが0.8pips
セントラル短資のスプレッドが0.5pips
合計1.3pipsです。

1.3pipsを0.04pipsで回収するのに約32.5日かかります。

スワップポイントが変わることがなければ33日目からプラスになります。

※現在セントラル短資は新規取引キャンペーンを実施しているので実際は31日目でプラスになります。
また、ポイントサイト経由で口座開設するとポイントが発生するので、極端に多い取引数量でなければプラススタートできるかと思います。

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最後に

こうやって書いていくと結構注意点ありますね^^;
先日も楽天FXのことを忘れていて、久々にチェックをしたらランド/円の売りスワップが最安になっていて
今あるポジションを少しずつ楽天FXに移動し始めたところです。
プラスになったからと言って油断してはいけませんね。

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